缶詰の中身 | 今まさに その時

今まさに その時

日々、思いついたことを書いてみます。

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偶然にも、私は木の屋さんの缶詰を食べたことがありました。

昨年、実家で購入したものを分けてもらったのです。

その時食べたのは、金華さばみそ煮、金華さば水煮。

震災が起こった時、最後のひと缶が手元に残っていました。

石巻の文字が気になり、検索しました。

海からすぐの場所にある木の屋さんはもろに津波の被害を受けていました。

津波に流され泥まみれになった缶詰を、従業員の皆さま、ボランティアの方が、丁寧にキレイに洗いました。

そのボランティアのひとりが、山崎まさよしさんのバンドメンバー・中村キタローさんでした。

キタローさんは、木の屋さんの缶詰が大好きで、なんとか支援できないか考えたそうです。

結果、昨年の「しこちゅードリームライブ2010」のCDの売上金80万円を、木の屋さんに寄附することにされたそうです。私も購入しました。

それらのご縁で、今回、遥々、石巻から愛媛県四国中央市へ。
従業員の方々が1000個の缶詰を売りに来られました。
缶詰は2日間で完売しました。

実際に津波をくぐり抜けた傷だらけの缶詰を目の当たりにし、涙が出そうになりました。



私が購入したもの。
3つの内、1つは「さばみそ煮」
「さば」の印字だけ分かるもの。
中身が全く分からないもの。

中身が分からないやつから開けました。
「みがきにしん甘露煮」美味しかった。
ご飯が進みました。ひと缶完食。